シゲブログ ~避役的放浪記~

大学でロシア語を学んでいる者です 文章を書くのを仕事にするのが目標です。夢は世界一周です

#180 幸せってなんだろう

ラッキーオールドサンの曲「フューチュラマ」という曲にこんな歌詞がある。 「幸せって何だろう? 青梅行きのホームで」 関西出身の私はわざわざ東京に行って、中央線のどこかの駅に降りて、歌詞の通りに青梅行きの電車を待ってみたけれど、別に幸せは見えな…

#176 ミスドで大学生活を振り返ろう(7)東北編

ミスタードーナツについて自分の大学生活を振り返るこの試みもこれで最後。今回はざっくり「東北編」とした。関西のショップには結構行っているけれど、他の地方のミスドにはほとんど行ったことがない。実は長い間、ミスドは関西によくあるもので、他の地域…

#172「東京に来たら連絡してね」

せっかく東京に来たのに暑かったり寒かったり雨だったりで、毎日疲れている。なんだか昔より体力がなくなってしまったような気がする。金曜日、暑い中神保町で本屋を巡り、ゲストハウスにもどってスーツで企業説明会を受け、シャワーを浴び、それからまた出…

#168 人が交差する。この大都会で

今いるゲストハウスは7泊で9000円しない。わお。東京にそんなところがあるなんて。いや、東京だから安いのかも。今日で3日目だけど色々な人がいる。ゲストハウスの出会いは一期一会で、最初に話し始める時からして、すでに切ない。オンラインの面接で毎日の…

#165 企業説明会

◎令和4年 3月××日 企業説明会だけのために東京まで。実は少し楽しみ。留学の予定が無くなりそうなのは悲しいけど、もう背に腹は変えられない。だって就活することにしたから。そう、私は就活をしている。自分が。あのシゲが。ちょっと信じられない。 NPOの…

#161 ラーメンで大学生活を振り返ろう(6)

ラーメン。美味しいよね。前回までは2020年以前のCOVIDでおかしくなる前に食べたラーメンについて書いた。COVIDがやってきて、人と会えなくなって、人とご飯を食べることが亡くなった。一人で食べるなら、ラーメンを食べることが増えた。交通機関を使うのも…

#160 ラーメンで大学生活を振り返ろう(5)

" data-en-clipboard="true"> ラーメン。前回は大学生活3年目、2018年に食べたラーメンのことを書いた。休学から復学したのはいいものの、やはり夏が終わる頃からしんどくなって、11月のロシア語の授業でプレゼンテーションを大失敗してから結局また大学には…

#159 ラーメンで大学生活を振り返ろう(4)

ラーメン。あってもなくてもいい。毎日でなくても時々食べるだけでいい。行き詰まったように感じる人生も、暖簾をくぐって美味しいラーメンを啜れば、大丈夫。もしそれが「合わない」ラーメンだとしても心配無用。人生の問題はすぐに味覚の問題にすり替わる…

#158 ラーメンで大学生活を振り返ろう(3)

ラーメン。前の記事で米沢での免許合宿について書いた。合宿で同室だったラーメン好きのAのおかげでラーメンが本格的に好きになり、よく食べるようになった。米沢から帰ってきた私は、復学までの春休みを大いに遊んで過ごしたのだが、同時に大いにラーメンも…

#157 ラーメンで大学生活を振り返ろう(2)

ラーメン。東北、特に山形県のラーメンは美味しい。もちろん個人の見解である。前の記事で書いたように、大学2年目の2017年の夏に大学を休学した。半ば投げやりな気持ちで旅行に行き、その後、京丹波の農場で1月働いた。貯めたお金で免許合宿に行った。合…

#156 ラーメンで大学生活を振り返ろう(1)

ラーメン。国民食なのかどうかは正直わからない。カレーの方がメジャーだと思う。昔から我が家ではあまりラーメンは食べなかった。家の前に雑誌で取り上げられるようなラーメン屋さんがあるけれど、店主が無愛想だったり、食べ方や箸の持ち方にあーだこーだ…

#154 萩から下関、北九州へ

◎令和元年 8月30日 そんなに眠れていないはずなのに朝7時半に目が覚めた。昨日は二段ベッドの中でラジオを聴きながら眠りについた。岡村隆史のオールナイトニッポンに劇団ひとりがゲストで来ていた。劇団ひとりがビートたけしのモノマネをやるコーナーがあ…

#152 萩、2日目

◎令和元年 8月29日 眠い。すごく眠い。二度寝した。起きて9時。また寝て11時。「まずいチェックアウトしないと!」そう思い当たりガバッと起きる。そこにオーナーさんがやってくる。 「今日は無理やねー。通行止めで下関までは行けんね。もう1泊していき」 …

#151 髭と長髪と私

あいつが伸びてきている。気持ち悪い。この気持ち悪いブツブツが明日にはまた伸びる。憂鬱だ。明日の夜にはもっと伸びる。明後日もその次もどんどん伸びる。 月に一度でも剃ればそれでOKだったのが、段々頻度が多くなり、今では週に3回も手入れをしないとい…

#145 そこにいたこと

※読む人によってはつらい箇所もあるかもしれません。予めご了承ください。 日記によると私が荒浜と石巻を訪ねたのは2018年の1月19日と20日らしい。津波の被害を受けた沿岸部は災害危険区域となり、かさ上げ工事がされていた。吸い込む空気の中に砂ぼこりを感…

#135 青春18きっぷの旅(2)

どうしてこうなるかなあって思った。旅先でこんなことになるなんて。この一年間ほとんど公共交通機関を使ってないのに。「常磐線は未明の事故のために途中の区間では運転が再開していません」なんてちょっとアンラッキーすぎる。 上野から乗って水戸に行きた…

#131 青春18きっぷの旅(1)

語りたいのに語れない。書きたいのに言葉が見つからない。そんな風にして記録されないままの感情が、心の揺れが、思い付きは私の頭の中で次第に風化していき、忘却のブラックホールに吸い込まれていく。先週、いやもう先々週のことか。青春18きっぷで旅行し…

#123 松山から高松

◎令和元年 9月4日 書きたいことがたくさんある。忘れたくないことが星の数ほどある。 「山ほど」という言葉や「沢山」という言葉の語源はどこにあるのだろう。やはり日本が山がちだからこそ出来た言葉なのだろうか。この旅でもたくさんの山をみた。今日も松…

#121 部屋の整理(1)

例題12「次の日本後の文章をロシア語に訳しなさい」 「自分は他人とは違う」「自分こそが××にふさわしい」という慢心、他者への優越。今の自分が「しんどく」なっている原因はこういたものなのではないだろうかと思った。O大学に入った時、周囲のことをなん…

#117 理想と現実。ある大学生の場合 前編

何かをする前に、実現不可能な期待を抱いてしまう人間が一定数います。私の教えるロシア語のクラスにも毎年そのような学生が何人もいます。「ロシア語ができたらあんなことがしたい、こんなことがしたい」と考えるのは勝手ですが、語学は一足飛びに身につく…

#116 何でもない日々(3)

水曜日。久しぶりに大学の食堂でご飯を食べた。ゴビゴビ砂漠とSさんと一緒に食べた。食堂は感染対策のためにブース型自習室のように仕切りが立てられていて、3人で食べているのにまるで1人で食べているような気分にさせる。誰かが5月ぐらいにzoomの授業の中…

#113 Welcome to melancholic December

猫の声がした。確かにしたのだけれど暗がりの中に目を凝らしても何も見えなかった。もしかしたら誰かを乗せた自転車が軋む音だったのかもしれないし、どこかのフラットで誰かが椅子を引く音だったのかもしれない。でも私が聴いたのは確かに猫の鳴き声で、だ…

#107 白兎神社・鳴り石の浜

白兎海岸 ◎令和2年8月25日 道の駅神話の里白うさぎという場所に車を停める。 眠い。眠いし暑い。昨日3時間ぐらい鳥取砂丘でぼうっと海を見ていたからたぶん日焼けしたんだと思う。体がじんわり熱かった。日焼けは気持ちいけれど、体力がなくなるので一人旅な…

#103 くつすてた。

実家に帰った。リンゴを買った。剥いて食べた。 つがるりんご プリモントリオールを捨てた。ナイキの黒い靴。かっこいい靴。靴底に穴が開いて、雨の日には靴下が濡れるようになっていた。洗えない靴らしいから、天日に干していたけれど、くたびれていてもう…

#101 お風呂に入れない

◎令和2年8月25日 お風呂に入るのが目的の旅行だったのに、旅行1日目はお風呂に入れなかった。眠くなる前になるべく遠いところまで来ようと頑張りすぎた結果、遅い時間になって開いている銭湯がなくなってしまったのだ。新期造山帯の国を旅行する醍醐味は温泉…

#100 旅に出ています

◎令和2年8月24日 旅に出ています。おじいちゃんの家で車を借りて、ものの10分も走れば緑の広がる土地です。不思議です。日常の中では意識しなくては自然を見つけられないのに、旅に出ればこんなにもたくさんの植物を目にすることができます。山や川、森や林…

#96 2017年。春から夏。

祖母が息を引き取った時、私は祖母の前に座っていた。2日前から祖母は何も言わなくなっていた。何も言わなくなったその時に私の中でおばあちゃんは死んだ。だから息をしていないから、心臓が動いていないからといって、家族が今泣いているのは少し変だなと思…

#88 4回目の仙台

今メモ帳として使っているこのノートは実は2017年のスケジュール帳である。年始の家族旅行から始まり、農場での住み込みバイトで終わった2017年は本当にちゃらんぽらんな1年だった。精神的にとても不安定だった。多くの人に迷惑をかけてしまった。自分も落ち…

#78 はるかに遠い——『停電の夜に』を読んで

2018年の夏のある日、シリア出身だという人に初めて会った。彼は広島大学の大学院で建築を勉強していると言った。F市で行われたインターンシップに私たちは参加していた。インターンとは言ってもほとんど観光のようなものだった。F市にある工場や会社を巡っ…

#75 いわき。二日目

◎令和元年11月2日 朝6:00に起きた。まだ出発まで時間があった。 昨日は東京から来た高校生と一緒にラーメンを食べたあと、睡魔に負けて早めに寝た。本当はカプセルホテルのベッドで家から持ってきた『ワインズバーグ・オハイオ』を読もうと思っていたのだけ…