シゲブログ ~避役的放浪記~

大学でロシア語を学んでいました。関西、箱根を経て、今は北ドイツで働いています。B2レベルのドイツ語に達するのが目標です

令和元年の旅まくら

#160 ラーメンで大学生活を振り返ろう(5)

" data-en-clipboard="true"> ラーメン。前回は大学生活3年目、2018年に食べたラーメンのことを書いた。休学から復学したのはいいものの、やはり夏が終わる頃からしんどくなって、11月のロシア語の授業でプレゼンテーションを大失敗してから結局また大学には…

#154 萩から下関、北九州へ

◎令和元年 8月30日 そんなに眠れていないはずなのに朝7時半に目が覚めた。昨日は二段ベッドの中でラジオを聴きながら眠りについた。岡村隆史のオールナイトニッポンに劇団ひとりがゲストで来ていた。劇団ひとりがビートたけしのモノマネをやるコーナーがあ…

#152 萩、2日目

◎令和元年 8月29日 眠い。すごく眠い。二度寝した。起きて9時。また寝て11時。「まずいチェックアウトしないと!」そう思い当たりガバッと起きる。そこにオーナーさんがやってくる。 「今日は無理やねー。通行止めで下関までは行けんね。もう1泊していき」 …

#151 髭と長髪と私

あいつが伸びてきている。気持ち悪い。この気持ち悪いブツブツが明日にはまた伸びる。憂鬱だ。明日の夜にはもっと伸びる。明後日もその次もどんどん伸びる。 月に一度でも剃ればそれでOKだったのが、段々頻度が多くなり、今では週に3回も手入れをしないとい…

#123 松山から高松

◎令和元年 9月4日 書きたいことがたくさんある。忘れたくないことが星の数ほどある。 「山ほど」という言葉や「沢山」という言葉の語源はどこにあるのだろう。やはり日本が山がちだからこそ出来た言葉なのだろうか。この旅でもたくさんの山をみた。今日も松…

#102 タイムトラベラーの憂鬱

◎令和元年8月6日 私はあの夏と同じように病んでいて暑さにやられている。大学に入った頃と同じようにまたカウンセリング室に入って話を聴いてもらう。ただそれだけ。悲しさ? つらさ? 優しさ? やり切れなさ? いろいろ感じるけれどうまく言葉にできない。 …

#84 盆のようなもの

◎令和元年 8月18日 おじいちゃんに私の来訪は伝わってなかったらしく、彼は驚いていた。一応お盆で、だから母と3人で過ごす予定だった。そうでもしないとなかなか会えないのであった。ほどなくして母が来た。本来ならば私が前もって祖父に連絡しなければなら…

#83 地元でプール

◎令和元年 8月16日 ともの家を9時過ぎに出た。外はもう暑かった。通りを歩き出したところで、昨日オアシスで買ったチョコとカラムーチョはほとんど食べないまま出てきたことを思い出した。 12時までミスドにいた。何冊も本を持ってきていた。昨日の夜にはア…

#75 いわき。二日目

◎令和元年11月2日 朝6:00に起きた。まだ出発まで時間があった。 昨日は東京から来た高校生と一緒にラーメンを食べたあと、睡魔に負けて早めに寝た。本当はカプセルホテルのベッドで家から持ってきた『ワインズバーグ・オハイオ』を読もうと思っていたのだけ…

#74 災害ボランティアに行った

◎令和元年11月1日 優しくなりたい。ずっとそう思っていた。保育所にいる頃からすでにその思いはあって、どうやったらよい世界が作れるのか漠然と考えていた。摩天楼に突っ込んでいく飛行機も捕らえられた中東の狂信的指導者も、100人が死んだ列車事故もアス…

#72 直方市石炭記念館

◎令和元年 8月31日午後 この感じ、宮沢賢治の童話に似てるな。そう思った瞬間が人生に一度あった。中学に入った5月、オリエンテーション旅行という名の、学年の親睦を深めるような旅行があった。あんまり覚えてないけれど兵庫県の神鍋高原に行って1泊か2泊す…

#70 非日常発日常行

令和元年9月19日 夜行バスが八重洲口を出たのが9時50分。電灯が消えたのが22時13分。三列目の通路側に座りながら終わりつつあるこの旅行について考えていた。東京で再会した友人のこと、ソウルで食べた焼肉、釜山の博物館、慶州のお寺と古墳、全州のバス停で…

#69 旅路の空

〈詩のコーナー〉 旅路の空 旅路の空はいつもきれい 心が広くなるからか お空を見上げて考える 旅路の空はいつもきれい 故郷の空は汚いか そういうことでもあるまいが 旅路の空はいつもきれい 雲を眺めて一休み これからどこへいきましょう 旅路の空はいつも…