ラーメン。食べると落ち着きますよね。どう違うかうまく説明できませんけれど、冬に食べたくなるラーメンと夏に食べたくなるラーメンはちょっと違う気がします。基本的にさっぱりのラーメンが好きなのですが、夏は汗をかくからかコッテリの方が良いように思います。冬はスープを飲んで温まりたいので飲みやすい鶏出汁スープの方が好きかもしれません。
今回は前回までと違って地元で見つけたお店が多いです。2020年度の後期に行った店が中心です。
2020年
10/15
おばちゃんとこ(大阪市北区)
天神橋筋商店街、知る人ぞ知る場所にあるまち中華。2020年の夏くらいから落語を聴くことにハマっていて、この日は母親と行った。いつもは安い昼席なのだけれど、今日は母親と夜席を観た。どこかでご飯を食べようということになって、商店街から一つ奥に入ったところにあるお店に入った。2020年は下宿に住んでいて、母親と会うこと自体が珍しかったから、落語を観てご飯を食べるということがなんだかすごくかけがえの無いことに思えた。コロナ禍だから余計そう思った。
しかもまち中華に行くなんて。普段やインドカレーとか洋食屋とかなのに。あんかけのような暖かい味のラーメンを食べた。野菜がたくさんで美味しかった。餃子も絶品だった。また行きたいお店のひとつだ。ちなみに時間帯によって店の名前は「せがれんとこ」に変わる。
10/19
最中(兵庫県西宮市)
「もなか」ではなく「サナカ」と読みます。地元のお店なのですが店名の由来については知りません。夜は居酒屋さんで、昼はラーメンが主のお店です。大学になってことあるごとにここには来ていると思う。休学中に友達と大阪から三宮まで歩いたことがあるけれど、その時のお昼はここのラーメンだった。高校の同級生同士でここで3人でピザを食べたこともある。ラーメンは色々あるけれど鳥ポタージュのようになっている白ラーメンをいっつも食べる。泡のようになっているスープはくどいと感じることもあるけれど、お腹が空いている時にはとても満たされる。そんなに高くないし、チャーシューも美味しいし、地元にあって良かったと思う店。
この2020年の秋に何回か行って、すっかりハマってしまった。寒い日に食べたくなるラーメン。
11/09
鴨ふじ(大阪市北区)
これもJと歩いていて見つけたラーメン。この日は落語を一緒に観る予定が、二人とも集まるのが遅くて昼席に間に合わなかった。でもそのおかげで鴨だしの美味しいつけ麺にありつけたのだ。モチモチの麺と、ネギたっぷりのスープが本当に美味しくて感動したまま店を出て、感動したまま天神橋筋商店街を歩いた。またいつものように梅田まで歩き、途中の中崎町のカフェ太陽ノ塔でケーキセットを食べた。Jは割と大きな目の病気になって、コンタクトをつけることになったことを教えてくれた。いつものように2人でぼうっと過ごし、Jは気がついたらソファで寝ていた。何度となく繰り返された最高の週末だった。
11/30
中華 ひるね(兵庫県西宮市)
地元が誇る名店。国道43号線にあるお店。深夜でも開いているので、よくトラックの運転手が寄るらしい。だから店名もひるね。チャーシューがめちゃくちゃ美味しくて、地元の人の中にはチャーシューだけを買いに来る人もいる。従弟と一緒に行って、地元の話をしながら食べた。当たり前のように餃子も美味しくて、安くて、夢のようなお店だ。もしあなたがチャーシュー好きならぜひ、ひるねのチャーシューメンを食べてほしいと思う。全国区になるべきお店だと思う。
12/04
金龍ラーメン 御堂筋店(大阪市中央区)
「あっつーさんが東京に転勤するらしい」という情報を聞きつけて、ともと二人で会いに行った。あっつーさんことあつしさんは、サークルと学部の先輩。後輩の我々と3人でビッグマンで待ち合わせた。御堂筋のイルミネーションを見たいと言うあっつーさんに合わせて3人で冬の街を歩いた。ご飯をどうするのか3人でなかなか決めることができず、まん防のせいで店がなくなって消去法で金龍のくさいラーメンを食べた。立ち食いのラーメンは新鮮だったけれど、屋台ラーメンという感じの味だった。技能実習生と思われる人が2人で店を回していた。凍えながらラーメンを食べて別れた。
それっきりあっつーさんにもともにも会っていない。またどこかで会いたい。
2021年
03/07
麺匠 一粒万倍 河原町店(京都市中京区)
友達の漫才を見に京都まで行った。彼は浪人時代からの付き合いの友達。なんだかんだでよく会う。十三で乗り換えの時に偶然会ったりする。銀行員になる彼は、大学生活の間に学祭で舞台に立ったり、M-1にエントリーしたりしていたのだが、この日はその集大成となるようなライブだったのだと思う。彼の漫才をその日初めて見たけれど、とても面白くて、もっと早く彼の舞台を見にこれば良かったと思った。「表現」をしている友達が好きだけれど、いざ友達の「表現」を見に行こうとすると緊張してしまって、行けないのだ。好きなバンドもCDで聴くのはいいけれどいざライブで対面するとなんだか恥ずかしくなる。働かなくてもいいはずの自意識センサーが作動し、大変なことになる。握手会とかに行ける人はすごいと思う。一度ライブハウスで、好きなバンドHomecomingsの福富さんに話しかけられたことがある。何も話せなくて終始ドギマギしてしまって最悪だった。今より6年も前の十三ファンダンゴでの出来事だ。その時よりも幾分か成長しているとはいえ、目の前に福富さんが来たとして、現在の私がちゃんと話せるかは未知数だ。
ライブは河原町高辻で夜からの開始だった。せっかく京都まで行くのなら、昼前に着いて四条河原町周辺を歩こうと思った。お昼、おしゃれだと噂の喫茶葦島に入ってその値段に驚いた。めちゃくちゃ高かった。コーヒーの味もオシャレすぎてよくわからなかった。カウンター席に2時間くらい座って文章を書いていたのだけれど、横にいる男女の会話が全く面白くなくて気が散った。別の場所でコーヒーを飲めば良かったと後悔した。
葦島のコーヒーとケーキだけではお腹がもたなかったので、ラーメン屋一粒万倍に入った。木屋町の立地の良いお店で、鶏と鴨のだしが美味しかった。あまり見ない細くて長いメンマが甘かった。量はそれほど多くないけれど、でも満足して店を出た。そして友達のライブを見た。
友達の「表現」に私は感動してしまい、四条通をずんずん河原町から烏丸まで歩いて行ったように思う。感動のあまり手当たり次第に電話して友達を困らせたのも覚えている。映画とか音楽とか本とかのせいでインプット過多になった時、私は誰かに話したくなってつい電話をかけてしまう。びっくりさせてしまった人が何人もいる。申し訳ない。
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