ラーメン。国民食なのかどうかは正直わからない。カレーの方がメジャーだと思う。昔から我が家ではあまりラーメンは食べなかった。家の前に雑誌で取り上げられるようなラーメン屋さんがあるけれど、店主が無愛想だったり、食べ方や箸の持ち方にあーだこーだうるさかったりするので嫌いだった。鍋の最後に入れるしめのラーメンが、長らく、私にとっての唯一のラーメンだった。大学生になると少しずつラーメンを食べるようになった。ラーメンを食べることが友達と会う理由になったりするようになった。国内を旅行していても、ラーメンはどこでも安く食べられる。場所によって少しずつラーメンの文化が違うのは面白い。
最初のきりん寺と三豊麺は何度もリピートしたけれど、それ以外は旅先で行ったお店である。
2016年〜
きりん寺 阪大前店
在学中の阪大生なら多分ほとんどの人が知っていると思う。豊中キャンパスを石橋方面へ降りた坂の下にあるお店。油そばが看板メニューで、油そば以外を食べた記憶がない。阪大坂下のお店は在学中に、いくつか入れ替わった。不動産屋のところに別のお店が入ったり、バナナジュースの店ができたり、家系のラーメンができたりした。その中できりん寺は6年間ずっとあった。味や量が変わった気もするけれど、それをわかるほど通い詰めたわけではない。
汁のない麺に酢と油を注いで混ぜて食べるのだけれど、パンチがあって結構美味しい。けれどコンディションによっては途中で飽きが来たりもする。「冷めちゃえば美味しく無くなる」とは友人ゴビゴビ砂漠の弁。
22歳を超えると食べるのがしんどくなって、次第に行かなくなった。大学2年目まで所属していたサークルの人とよく行った気がする。
三豊麺 十三店
十三の夜はテカテカしてます
昔は追加料金なしで900gまで増量できました
これも、大学在学中に何度も行った店。安くたくさんつけ麺を食べたい時、よく三豊麺に行く。全粒粉の茶色い麺と、魚介系のスープが美味しい。全部忘れてひたすら食べるのが良い。きりん寺もそうなのだけど、貧乏性なので、麺の量を無料で増やすことができるお店をリピートする傾向にある。昔は900gまで麺の量を増やせたと思うけれど、今は750gまでしか増やせない。不況なのかなと思う。でもお店で働いている技能実習生のように見える人たちが、正しい額のお給料を受け取っているのかどうか気になってもいる。
浪人時代の友達に教えてもらったお店だけど、サークルを辞めるときに後輩と一緒に行ったり、卒論執筆で追い込まれている時にスープを飲んで落ち着いたり、色々思い出があるお店。落ち込んだ時によく救ってもらった。多分卒業しても行く。
きりん寺と三豊麺には大学生活を通じて何回も行った。
2017年〜
8/17
サークルの後輩と行った。災害ボランティアの帰りだった。大分の日田市や福岡の朝倉市などで被害が出た、平成29年7月の九州北部豪雨。夜行バスで博多駅まで行って、バスに乗り、朝倉市に行った。NPOの拠点に入って、3日ぐらい滞在して、泥をひたすら運んだ。骨組みだけになったビニールハウス、ところどころ禿げた山、何もかける言葉がなくてもどかしい気持ち。悔しいなあと思い、もっと色々なところに行きたいと思い、シャベルや一輪車で土を運ぶという単純作業なのいに頭はフル回転だった。夜も寝れなくて、ボランティアが雑魚寝する部屋で、天井を見ながら大学を休学しようと決めた。割とショッキングな事件だった。悶々と考えていたけれど、もっと考えていることを周りに言えていればよかったなと思う。
朝倉から博多に戻って、駅ビルの一風堂で、野菜が多いラーメンを食べた。疲れた体に熱いスープが美味しかったけれど、少し味が濃いと思った気がする。この年の暮れに、高校時代の友達と梅田で初めて一蘭のラーメンを食べたけれど、お腹を壊してしまったし、2年後の北九州で食べたラーメンも美味しくなかったので、多分豚骨との相性は悪い。
11/06
我流麺舞 飛燕(札幌市豊平区)
札幌には3日間いた。2日目はレンタサイクルでモエレ沼公園に行ったり、豊平川沿いを走ったり、道立文学館でチェーホフの展示を見たりした。その時にお昼を飛燕のラーメンにした。鶏白湯だったと思う。味噌ラーメンの本拠地で鶏白湯を食べるのは変な感じだなと思ったけれど、とても美味しかった。2種類のチャーシューがあって、鶏胸肉のものが美味しかった。また行きたい。やや行きにくい場所にあるけれど、豊平川沿いはいい道だったし。
11/09
11/24
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