『詩を書こう』
こういう時だから文章を書こう
そう思った
それなのに言葉はあとからあとから溢れて
掬えど掬えど「本当」は掴めないまま
誰かと電話した
思いつくままこぼれ出る言葉たち
強いことば弱いことば
抱きしめたいのに目を合わせたいのに
目の前にあるのはプラスチックの板だけ
スクロールすれば
それぞれの立場それぞれの正義
不誠実と嘘つきが街中を闊歩して
かき消される声なき声
彼らは透明人間なのか?
彼らと私は何が違うのか?
今朝、あなたの夢を見た
今だけならと手を繋いで踊った
幸せだったのに目が醒めて
シャワーの下で泣いた
鏡に映るぶさいく。
詩ならまだ書けるかもしれない
【ひとこと】
大丈夫かなと思っていたのですが、最近精神的にきつくなって、寝込んでしまいました。大学の学費が払えないかもしれない友人がいて、そのことを考えるとしんどくなってしまったのです。
今、考えればすぐに「おかしい」と思えることが、「当たり前」になっていて、誰も指摘しません。いや、声を上げている人も確かにいるのですが、コロナウイルスの時代の激流の中でそうした声はすぐに忘れられてしまいます。とってもつらいです。正義や誠実、寛容がどんどん社会から消えて行っています。そんな中ではなかなか文章を書く気になれなくて、ブログも更新できていませんでした。代わりに思うことをつらつらスマートフォンに吹き込んでYouTubeに上げたりしていました。
3月末から、小森はるかさんと瀬尾夏美さんという方がツイキャスでラジオをやっていて、たまに聴いています。ラジオの中で詩が朗読されるのを聴いて、詩なら自分も書けるかもしれないと思って書いてみました。
瀬尾夏美さんのTwitter:twitter.com
小森瀬尾ラジオのリンク:t.co
最近始めた自分のYouTube:
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