シゲブログ ~避役的放浪記~

些細な出来事、思い出、映画や音楽、フィクションと詩

偏見と主張

#67 ××××!

※血と刃の描写があります。苦手な人は注意してください 最近どうにもいかない。気分が落ち込む周期にいる。ずっと後ろ向きのことを考えていて、寝ている時だけが幸せである。 昔は「死にたい」と思う度に世界の色が変わったものだけどそんなのはもう何もない…

#66 わかってたまるか

LINEを開くのがおっくうである。先週ついに未読件数が3桁を越えた。異常事態だ。未読件数は精神の疲労度を測る指標の一つとされている。手元のマニュアルによると未読159という数値は「レベル4:不要不急の外出を避けるべし」に相当する。週末は家でゆっく…

#59 ある出来事

※この話はフィクションです。血の描写があるので、苦手な人は読まない方がいいと思います。 11時を回ったところだった。 通称ラーメン横丁と呼ばれる通りを抜けて男は駅へと急ぐ。明日は土曜日。仕事がないとはいえ午前中は出社しなければならない。再来週に…

#57 自殺について05/06/19

はじめに まず、読みたい人だけ読んでください。この文章はあまり気持ちのいいものではないです。自殺について書いた文章なのは題名でわかると思います。自殺した人に対して、残された人は思い思いのことを口にします。肯定的に言うこともあります。「信念の…

#46 障害について思うこと

目下のところEさんの頭の中には肉のことだけ。リビングで食事をする他の人のお皿から肉片をかっさらおうと機会をうかがっているのだ。「もうご飯も食べてココアも飲んだでしょう? お風呂にも入ったんだからお部屋でゆっくりしてください」と言って制止する…

#38 29+1

中国南方航空モスクワ発武漢行きCZ356便。長いフライトで10時間ぐらい座席に座っていた。お尻が蒸れてもう少しで餃子になるかと思った。ディスプレイがあったから映画を観た。悩んだ末 『29+1』(邦題:『29歳問題』)という映画を選んだ。舞台は2005年3月…

#20 雨の日に考えたこと

タイの洞窟にサッカークラブの少年とコーチが閉じこめられているらしい。一人の誕生日を祝うために洞窟に入ったら出てこれなくなったという。一度入った洞窟から出れなくなるなんてそんなわけあるかよと思ったけれど、洞窟に入った後に大雨で水位が上がって…

#10言葉の限界 その2

(#9のつづき) 「星の王子さま」を読んで半年たった後、私は軽いうつ状態になった。周囲にあふれるとげのある言葉が辛くて家に引きこもっていた。クラスメイトの、物事を言い切るような言い方が許せなかった。私の席の後ろで繰り広げられる悪口の連鎖に傷…

#9言葉の限界 その1

「関西クィア映画祭」というのがある。セクシャルマイノリティに関する映画を上映する映画祭で、「みんなヘンでいいじゃないか」というスタンスでやっているみたいだ。私は行かなかったが、去年の秋にも、11回目の映画祭が大阪と京都で行われた。今年もある…

# 5偏見で見るジャンル分け

前のサークルは真面目な人が多かった。読書が好きな、あるいは他の人の読む本が知りたいという何人かで、グループLINEを作っていた。LINEのノートに読んだ本についての簡単な文章を各々ぽつぽつ書くようなことをしていた。好きな小説や読んだ面白い本のこと…